さあ、いよいよ明日から大阪城の麓、大阪ビジネスパークはいずみホールを舞台に、コンクール部門のみで100人に近い若者を世界から集める「第8回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」が開幕する。
昨日11日日曜日には弦楽四重奏部門10団体と審査員は、全て大阪に集合。夕方には宿舎で演奏順抽選会が行なわれた。
以下、明日13日朝9時半に始まるクァルテット部門1次予選の演奏時間及び演目である。
◆ 9:30~ Qソレイユ (日本)
ベートーヴェン 作品18の6
ドビュッシー
◆10:30~ ヴァン・カイックQ (フランス)
モーツァルト 第16番K.428
ドビュッシー
◆11:45~ ヴァスムートQ(アメリカ)
ハイドン 作品50の6「蛙」
ラヴェル
◆12:45~ アルカディアQ(ルーマニア)
ハイドン 作品50の3
ヤナーチェク 第2番「内緒の言葉」
◆14:45~ アベルQ(ドイツ)
ベートーヴェン 作品18の4
ドビュッシー
◆15:45~ ヤナQ(日本・中国)
モーツァルト 第15番K.421
ヤナーチェク 第2番「内緒の言葉」
◆17:00~ ラガッツェQ (オランダ)
ハイドン 作品50の6「蛙」
ドビュッシー
◆ 18:00~ カヴァレッリQ (イギリス)
ヤナーチェク 第2番「内緒の手紙」
モーツァルト 第15番K.421
◆19:00~ ゲアハルトQ(スイス)
ベートーヴェン 作品18の3
ヤナーチェク 第1番「クロイツェル・ソナタ」
◆20:00~ アダマスQ(オーストリア)
ベートーヴェン 作品18の6
ドビュッシー
恐らく明日の結果発表は9時半過ぎくらいになるでしょう。古典とドビュッシー、ラヴェル、ヤナーチェック、という演目。
興味深いのはハイドンの作品50を選んできている団体がいくつもあることですね。モーツァルトはニ短調と変ホ長調だから、団の実力を知るためにはまず古典をじっくり聴くことになるでしょう。実質、古典で地力は判ってしまいますから、明日はとても大事な日になります。
さあ、頑張って朝からストリーミングを聴こう。
こちらからどうぞ。
弦楽四重奏部門1次審査演奏順&演目発表
第8回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ
大阪初夏の陣 〈1〉
音楽ジャーナリスト 渡辺 和
ライヴストリーミング