今日のグルーヴ〈234〉
コード進行もグルーヴを生み出す要素の一つである、と言ってみたい。哲学者の土屋賢二先生は、あらゆる事象を洞察されてきた方だが、音楽も例外ではない。 例えば、ある和音から別の和音へ行くとき(コード進行)に、快感を覚えることに興味を覚え、独学で、様々なコードやコード進行を作り、あ...
今日のグルーヴ〈233〉
私が高校生の頃、文系と理系に分けて教育が行なわれていたが、現在も、そのような教育が行なわれているようだ。 進学教育の便宜上、高校では文系、理系と分けているように思えるが、このような分け方は、偏った教育であると思う。 この問題は、大学の学部の分け方の問題につながるだろうから、...
今日のグルーヴ〈232〉
将棋の世界でコンピュータ・ソフトとトップ棋士との対戦が行なわれはじめて久しいが、今のところ、コンピュータの方が分が良いようである。 しかし、コンピュータ・ソフトを作ったは人間である。ゆえにコンピュータを作った人間が一番強いという言い方はできないのだろうか。できないようである...
今日のグルーヴ〈231〉
「dマガジン」なる商品の広告がネット上のあちこちで出てくるので、気になっている。人気雑誌180誌以上の最新号が、月額400円(税抜)で、スマホ、タブレット、パソコンで、読み放題とだと言う。出版、雑誌が不況と言われて久しいが、それでもこの商品に参加できる180以上の雑誌がある...
今日のグルーヴ〈230〉
人生には様々な興味の対象があるが、その中から、ごくごく絞って単純化すると、私の場合、文章とトランペットということになる。 実に大雑把であるが、そこから編集やオーケストラ、音楽へと興味が繋がっていったのだろうと思う。 勿論、子供の頃から、あるいは学生時代からそういう計画や図式...
今日のグルーヴ〈229〉
グルーヴを生み出すものにはいろいろなものがある、ということは何度も書いてきた。グルーヴをテクニックと考えた場合、グルーヴを生み出すものに何があるかをはっきりさせたい。 グルーヴとは波動である、躍動感である、という定義から、以下仮説であるが、少し整理していくつか挙げてみたい。...
今日のグルーヴ〈228〉
今から、20年前に編集後記に、普段仕事で必携な鞄の中身を書いたことがある。そこには、筆記用具として、ボールペン、シャーペン、赤ペン、マーカー、消しゴム、メモ帳が書いてあり、その他にカッター・ナイフ、手帳、区分地図、ノート・パソコン、カメラ、テープレコーダー、フィルム、カセッ...
今日のグルーヴ〈227〉
そもそも、コンクールで音楽に点を付けることには無理があると思うが、スポーツとはいえ、芸術性の高いフィギュアスケートにも点を付けることには無理があるような気がしてならない。 技術点と構成点とに分けて採点されのは、より、分かりやすく客観的で公平にという意図なのだろう。だが、分け...
今日のグルーヴ〈226〉
稀勢の里の時も、見ることはできなかったが、フィギュアスケートも見ることができなかった。これほどハラハラドキドキし、どっと疲れるスポーツが他にあるだろうか。 成功と失敗とでは、天国と地獄ほどの差がある。こんな残酷なスポーツが他にあるだろうか。...
今日のグルーヴ〈225〉
東日本大震災の時に、自粛、という言葉がよく使われた。歌舞音曲の自粛に使われたことはいまだに疑問である。今、忖度、という言葉が日夜出てくる。毎年、流行語が必ず出るが、今年は、忖度はその一つになるだろう。 忖度という言葉の意味は、他人の心を推し量る、推測するという意味だそうだ。...