今日のグルーヴ〈252〉
ドビュッシーは歴史上、音楽史上の人物になってしまったが、ジェラール・プーレさんによって、身近に感じることのできる大作曲家である。
リサイタル『ドビュッシー三昧』が近付いてきた。
1917年5月5日のドビュッシーのヴァイオリン・ソナタの初演からちょうど100年目、来たる5月5日、世界的ヴァイオリニスト、ジェラール・プーレさんのリサイタルにて同曲が演奏される。
『ドビュッシー三昧』5月5日(金・祝)14時、紀尾井ホール。
初演は、ジェラール・プーレさんの父親であるガストン・プーレのヴァイオリン、そしてドビュッシー自身のピアノ演奏によって演奏された。
この作品は、ガストン・プーレとドビュッシーとのコラボレーションで完成されたのである。
ガストンさんから、この作品を弾くにあたっての奏法、音楽性、ドビュッシー自身のことについて多くのことを語られ教わっているプーレさんにとって、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタは、家宝である。