今日のグルーヴ〈412〉
グルーヴ打線爆発の横浜DeNAベイスターズの日本シリーズ進出を祝いたい。あまりの下克上に、CSそのものに対する疑問もあるかもしれないが、ベイスターズファンとしては、あまりにも面白く、爽快である。
大洋ホエールズの時代から、打線は爆発すると圧倒的な強さを誇り、あの川上巨人も恐れたくらいである。
伝統というのは不思議で、何故か引き継がれるもののようである。あの圧倒的な強さでペナントレースを制した広島東洋カープに対して、常に打ちまくって勝った。投手陣も素晴らしかった。広島が先取点をとってもまったく負ける気がしなかった。
8月末の同カードにおけるベイスターズの3試合連続サヨナラ勝ちから、この結果は暗示されていたように思えてならない。
昔、南海ホークスは、ヒットなしで点を取るという職人芸的な野球の印象が強かったが、それだけでなく、打線と投手陣もすごかった。
ベイスターズは、そのときのことを思い出させてくれた。機動力だけでなく、打って打って打ちまくる打線には痺れた。
打線の勢い、方程式を確立した投手陣、ラミレス監督の迷いのない采配、勢いのある試合の運び。すべてグルーヴ感満載であった。
勝手に名付けるが、グルーヴ打線、グルーヴ投手時、グルーヴ采配、三位一体となり、さらにファンのグルーヴとも相俟って、新たなグルーヴを生み出した。怖いものなしである。